厨房排水処理

厨房排水除害施設

 病院、ホテル、学校、レストランなどの厨房からの排水は、和食・洋食・中華など多くの種類があり、その排水は、BOD・SS成分が高濃度のうえ、動植物性油脂分を多く含んでいます。油分など汚濁の著しく高い厨房排水を下水道へ放流する場合は、下水道受け入れ水質の基準値を上回るため、『除害施設』の設置が必要となります。

参考処理フロー

除害施設の設置に関する条例の基準となる水質一覧(下水道法施行令第9条の抜粋)

項目\種類 一般の場合 工場排水が1/4以上を占める場合
1.温度(℃) 45以上 45以上
2.pH 5以下、9以上 5.7以下、8.7以上
3.BOD含有量(mg/l 5日間) 600以上 300以上
4.浮遊物含有量(mg/l) 600以上 300以上
5.ノルマルヘキサン抽出物質  
 イ)鉱油含有量(mg/l) 5以上 5以上
 ロ)動植物油脂含有量(mg/l) 30以上 30以上
6.ヨウ素消費量(mg/l) 220以上 220以上
7.フェノール類含有量(mg/l) 5以上 5以上
  • 各自治体にて条例及び指導等があり、物件単位で計画時に基準値を確認する必要があります。

産業排水処理施設

惣菜製造工場、菓子製造工場、飲料工場等の工場から排出される高濃度の有機物を含む排水に対し、排水の性状や排水量又、季節的な工程変動、経済性等を総合的に判断し、お客様の生産活動に合わせた排水処理施設計画・提案いたします。

参考処理フロー